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金地金販売・貴金属買取り

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金の買いによる金保管庫建設ブーム

欧米で金の保管庫建設ブームが起きています。

金融危機の際に始まった安全資産への逃避が、大衆迎合主義(ポピュリズム)勢力の台頭とインフレの兆しを背景に再び活発化しており、貴重品の保管を手掛ける企業が需要に応えようと保管庫を拡充しているためです。

この1年間、英国の欧州連合(EU)離脱決定や、米トランプ政権の誕生など、予想外の政情変化が投資家を驚かせてきました。さらに欧州の多くの地域でマイナス金利が続き、インフレの兆候が出始めています。債券の金利による収入が相殺される恐れも出ていることから、金の魅力が高まっています。

英国の金ディーラー、シャープス・ピクスリーのロス・ノーマン最高経営責任者(CEO)は「当社の顧客の多くにとってインフレは主要な懸念材料だ。安全資産については、何を購入するかだけではなく、どこに保管するかが重要だ」と指摘しています。

欧州の金ディーラー、コインインベスト・ドット・コムは、1億ユーロ(約123億円)相当の金を保管できる100平方メートルの保管施設の建設を交渉中です。保管庫の重量は82トンで、扉だけでも1.5トンに上ります。

 

同社のダニエル・マールブルガーCEOは「ドイツで銀行口座にマイナス金利を適用された顧客に対応した」と説明しています。その顧客は現金の一部で金と銀を購入することを決めたといいます。同氏は「(マイナス金利が)一つの要因であることは確かで、貴金属の販売は伸び、保管を必要とする顧客も増えるだろう」とみています。

イングランド銀行(英中央銀行)の保管庫では、今年2月の保管量は5067トンと、昨年の年頭と比べて約6%増加しました。同中銀は、英財務省や他国の中銀、民間企業の金を保管しています。

金だけではなく、芸術品やウイスキーに至る多様な資産が逃避先となっています。ロンドンで貸金庫を運営するメトロポリタン・セーフ・デポジッツのクリストファー・バローCEOは「貸金庫の需要が過去最高の水準に達し、保管量は増加の一途だ」と明かしています。